脂肪分解注射とは

脂肪を分解するためには長時間の運動が必要となり、時間が取れない人や運動が続かない人にとってはなかなか難しいものです。

 

また日本よりもずっと肥満が深刻なアメリカなどでは、自力で立ち上がることさえ困難なほどに太ってしまった人も少なからずいるのです。そういった方の脂肪を運動によらず分解し、排出するための手段として脂肪分解注射があります。

 

脂肪分解注射とはその名の通り、体に脂肪組織として蓄えられている脂肪を分解し、遊離脂肪酸の形へと強制的に変換させてしまう薬を注射することです。

 

強制的に脂肪を遊離脂肪酸へと変えてしまうことで血液中に遊離脂肪酸の量が過剰となり、過剰な遊離脂肪酸は速やかに尿などと一緒に排泄されることとなります。

 

従来の脂肪除去手術などと違い施術自体は注射を打つだけですので安全で、とにかく手軽に脂肪を分解できるため注目を集め始めています。

 

ただしこの注射はまだ始まったばかりであり、安全性が完全に保証されているわけではありません。国外でも注目を集めているこの注射は、安全性を疑問視しまだ取り扱っていない病院の方が多いのが現状です。

 

具体的な健康上の懸念としては、注射により急激に血液内の脂肪酸量が増えるため、特に高血圧や動脈硬化を患っている人は虚血性疾患の発作を引き起こすことがあるなど、一時的に強い高脂血症状態になることのリスクが問題視されています。

 

これから安全性の問題がどうクリアされていくのかも含めて、注目していくべき医療技術と言えるでしょう。